エンジンコンピューター

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ISCバルブ動作不良について

ISC(アイドルスピードコントロール)バルブが故障した場合、アイドルアップ(エアコン動作時などの負荷がかかった際にアイドリング回転数を上げる機能)が効かなくなったり、アイドリング不安定・エンストなどの症状がでます。ISCバルブ(サーボ)の交換や清掃などにより改善することもありますが、バルブ側の故障が原因でECUも故障してしまうことがあります。この故障の場合は、ECU内部の経年劣化が関係していないことがほとんどですので、コンデンサの交換や基板補修ではなく、「ISC駆動回路の修理」が必要となります。

代表的な故障例

ISCバルブ(サーボ)が原因でエンジンコンピューター(ECU)が故障した際の、代表的な症状は下記の通りとなります。

  • アイドルアップしない。
  • アイドリングが不安定となる。
  • 信号待ちなどでエンストが起きる。
  • アイドリングが維持できない。

修理可能なECU

ISC駆動回路の構成部品により修理の可否が変わってきますので、車種・年式・ECUの品番などをご確認の上、お問い合わせください。
また、メーカーにより専用設計部品が使用される場合もありますので、修理期間が長期間にわたる可能性もあります。

※ECUのケースが一体成型タイプやシリコン充填のものは、開封ができず作業自体ができませんのでご了承ください。(ワゴンRやキャリー、アメリカ車など)

注意事項

ISCバルブの交換や清掃を実施せずに修理したECUを取り付けても、再度故障してしまうことがあります。これは、ISCバルブ側の抵抗値が大きく変わることが原因でECUにも影響が出て故障してしまうためです。ISCの交換や清掃などは、種類により方法が異なり取り外しにも工具が必要となりますので、専門知識や工具などの設備がない場合は整備工場様での整備を強くお勧めいたします。

※ISCバルブ側の修理を実施して改善しない場合にECUの修理をご検討ください。

お電話(027-289-2341)または「お問い合わせ・ご依頼ページ」よりお気軽にご連絡ください。