お客様の「乗り続けたい」を強力にご支援
エンジンコンピューター等のECU(車載電子制御ユニット)故障は「エンジン不動」などの致命的な不具合を発生する場合があります。しかし、車齢の長いお車では新品は製造廃止、中古品も入手困難となり、最悪の場合「廃車」に至るケースも少なくありません。
弊社は創業当初からECUの整備に専門特化し、現在ではECUのリビルトを手掛けるメーカーでもあります。国内外を問わず、これまで手掛けたECUは12,000台を超え、国内最多の実績を誇ります。蓄積した技術力をもとに、最長10年間という長期保証と、最短即日の短納期を実現しております。
「これからもずっと愛車と過ごしたい」そんなお客様の願いを私たちは強力にご支援いたします。
3つのこだわり
「点検」のこだわり~小さな予兆も見逃さない~
専門スタッフが専用機器を用いて徹底的に点検。故障箇所の特定はもちろん、故障が予見される箇所も見逃しません。その点検結果により、お預かりしたECUが今後も安心して使えるよう最適な修理計画を立案します。
静電容量・ESR測定
専用機器でコンデンサの静電容量、ESR(等価直列抵抗)の測定をします。これにより、コンデンサの経年劣化の程度を判断することができます。
駆動部品の検査
ソレノイドバルブやリレーを直接駆動するトランジスタ/IC等の半導体に擬似的に電圧をかけ、特性検査を実施し部品の良否を判定します。
はんだの検査
実体顕微鏡ではんだづけ部位を検査します。これにより、視認不可能な1mm以下のクラックでも発見が可能です。
「技術」のこだわり~高度技術者による作業~
電解液の漏出により基板腐食が進行し、信号パターン断線などの損傷が発生します。
これを確実に修理するためには、基板洗浄~0.3mm間隔のパターン修復~はんだ付け作業など、極めて緻密かつ高度な技術が必要となります。弊社では社内資格を有した熟練の技術者のみが確実に修理を行います。
基板洗浄・メッキ処理
漏出電解液は徹底的に研磨・洗浄。研磨・洗浄後は耐久性向上のためメッキ処理を施工します。
パターン復元技術
損傷を受けた基板は0.3mm間隔の信号パターンでも耐久性を考慮し、ジャンパ線を使用せずに銅箔パターンによる復元を行います。
はんだの技術
交換後のはんだ付けは、部品交換前と同形状のリードカットを実施し、美しい三角錐(フィレット)を形成。高い耐久性と確実な導通を確保。
「安心」のこだわり~愛車との未来をご提供~
修理後に動作する、ということだけでは10年間という長期の保証はお付けできません。耐久性・再作業性に優れた電子基板専用のコーティング溶剤をスプレーガン塗布し、さらに焼付処理を施工することにより最大限の耐久性を引き出しています。
防湿・絶縁コーティング
湿気や予期せぬショートといった故障リスクから守るため、防湿・絶縁コーティングを施します。コーティングの品質を大きく左右する水分や油分は専用装置で徹底的に除去することで、高品位のコーティングを実現しております。
焼付コーティング
自動車外装塗装や食品工場と同様のクリーンエアを用いてコーティングを塗布した後は、基板に影響がない温度プロファイルで強制加熱乾燥を実施し、塗膜を完全硬化させます。これにより通常より厚い被膜を形成でき、より耐久性が向上します。
品質検査・実車検査
品質検査では、作業箇所を中心に20以上の検査項目を2名以上の技術者がダブルチェックしております。また、弊社にて実車をご用意している車種については、実際に試験車両に取り付けてECUの正常動作を確認します。(※実車検査は取扱車種限定となります。)